デビュー以来、各地のフェス、イベント、Ustで伝説的ステージを生み出し続ける、七尾旅人!
インタビュー・文 /金子厚武
更新日:2010年7月25日
弾き語りと即興を中心とした自由自在のライヴ活動、クリエイターが直接ダウンロード販売できる新システム“DIY STARS”の共同開発、そして、じわじわと僕らの生活に浸透していった「Rollin'Rollin'」と、充実の活動を経て3年ぶりに届いた七尾旅人の新作『billion voices』は、何億もの声が聞こえるようになった現代を肯定的に捉え、人生を祝福する感動的な作品だ。誰もが音楽業界の未来をネガティヴに語る今、彼は毅然とした態度でこう言うのだ。「明るい兆候がある」と。
――『billion voices』というアルバム・タイトルについて教えてください。
七尾旅人:
“何億もの声”ってイメージなんですけど、要はネット・メディアが興隆して、YouTubeとかブログとか、Twitterとか、新しいメディアが台頭してきたことによって、これまでは隠れていた歌、聞こえてこなかった声が顕在化してきた今の状態をなるべく肯定的に捉えて、楽しみたいっていう意図がひとつあるんですね。めちゃくちゃホットな熱い命が世界中に60億以上あるっていうことに、やっと想像力が向かうかもしれない、新しい時代の始まりですよね、大げさに言うと。90年代の中盤以降から、ここ最近まで、日本のメディアはネガティヴな暗い言説しか吐けなかったんですよ。でも今ははっきり言っていいと思いますね、「明るい兆候がある」と。
――“DIY STARS”の構想はいつ頃からあったんですか?
七尾旅人:
即興作曲してすぐアップしたりとかいろいろやってたんだけど、こういう日々の作曲とかも自分のウェブから直で売れるようになったらいいなあとは、’03年ぐらいからずっと思ってましたね。だから、誰かがそういうシステムを’05年ぐらいになったら作るだろうと思ってたの。携帯型MP3プレイヤーが流行ってて、こういう風にデータ・ファイルで音を聴くってことが一般化して行くのであれば、ミュージシャンが自分でファイルを売るっていう世界が2年後くらいに来るだろうって。でも、そうはならなくて、代わりにすごく著名な海外のアーティストが配信実験を始めたんですよ。
リリース情報
billion voices
発売日:2010-07-07
P-vine
七尾旅人
PCD-18615
¥3,000(tax in)
- 1 MIDNIGHT TUBE
2 I Wanna Be A Rock Star
3 one voice(もしもわたしが声を出せたら)
4 検索少年
5 シャッター商店街のマイルスデイビス
6 BAD BAD SWING!
7 なんだかいい予感がするよ
8 あたりは真っ暗闇
9 beyond the seasons
10 どんどん季節は流れて
11 Rollin' Rollin'
12 1979、東京
13 おめでとう
14 私の赤ちゃん
ピックアップ情報
- [PR]
- [PR]
- [PR]
インタビュー ピックアップ
“未来派”をテーマにした、初のコンセプト・アルバムを完成させたSweet Vacation!
更新日: 2010年7月18日
アーティスト名:Sweet Vacation
今こそ“未来派”を根本的に見直すのが面白いかなって思ったんです。
詳細はこちら“心を揺さぶる歌声”で多くの人々を魅了するシンガー・ソングライター、ケリ・ノーブル!
更新日: 2010年7月11日
アーティスト名:Keri Noble
とても大切なことなのよね、自分との時間を作って、自分がしたい事/したくない事を明確にさせることは。
詳細はこちらリリースの度に進化を続け、音楽革命を起してきたM.I.A.!
更新日: 2010年7月4日
アーティスト名:M.I.A.
自分の家、新たに見出した家庭、そこに快適さを見出そうとしながらも、どこかで、自分は本当の意味では自由じゃないって感覚があって。
詳細はこちら“聴いただけで、涙が溢れてくる「声」”の持ち主、ジャスティン・ノヅカ!
更新日: 2010年6月27日
アーティスト名:Justin Nozuka
宇宙には工場が存在していて、雲や太陽を製造している。何をもとに? それは謎だよね。
詳細はこちら自身初となる、セルフ・カヴァー・アルバムを配信限定でリリースしたまつきあゆむ!
更新日: 2010年6月20日
アーティスト名:まつきあゆむ
賛否を含めて僕がやりたかった事ができたなというのが実感としてありました。みんな笑ったり文句言ったりしながらタイムマシーンに乗れたかな、という。
詳細はこちら




















